対物レンズ(凸レンズ)で光を集めるのが屈折式、反射鏡(凹面鏡)で光を集めるのが反射式です。そのほか両方を組み合わせたタイプ(シュミットカセグレン式やマクストフカセグレン式等)があります。 初めての方は屈折式が使いやすいと言われています。 理由 1.屈折式は、接眼部が鏡筒の一番下側についているので、天体の方向に向ってのぞくことができます。 2.光軸調整(天体の光が正しく一点に集まるように調整すること)が不要というのが主な理由です。 反射式(ニュートン式)は、接眼部が筒先についている上、天体と90°違う方向からのぞくことになるため、感覚的に少々慣れが必要となります。 しかし、反射式の魅力は何といっても口径に対する価格の安さです。一概には言えませんが、同じ口径なら屈折式の1/2 ~ 1/5の価格です。 入門用としては口径10cmまで(一部の機種なら15cmまで)なら屈折式、それ以上なら反射式が良いと言われています。一応の目安とお考え下さい。