山本周五郎

山本 周五郎(やまもと しゅうごろう、1903年(明治36年)6月22日 - 1967年(昭和42年)2月14日)は、本名、清水三十六(しみず さとむ)。 『日本婦道記』で第17回直木賞に推されるも辞退し直木賞史上唯一の辞退者となった、直木賞を受賞辞退した裏には、一説に賞を主催する文藝春秋の菊池寛との不和が挙げられる。 死後、氏の功績をたたえて、山本周五郎賞がつくられた。
さぶ
価格:734円

男前で世渡り上手な栄二は、表具師として幼馴染のさぶと一緒に働いていた。しかし突然、身に覚えのない罪で、石川島送りとなる。言い分も聞き入れられず、世間に見捨てられたと心を閉ざす栄二だったが、島での護岸修理中、生き埋めとなってしまう。石垣に体の自由を奪われ次第に潮も満ちる中、死を覚悟した栄二が見たものは…。人情ものの名手が紡ぐ傑作長編に、人物一覧・注釈を追加した新装版!

五瓣の椿
価格:604円

家のために働きつめ、挙句死んでしまった、たった一人の父。その晩、母は別の男との逢瀬を楽しんでいた。怒りのあまりおしのが詰め寄ると、母はお前の本当の父親はほかにいると娘に告げた。罪を憎み、次々と母の浮気相手達に復讐を果たしながらも、自身に流れる不浄な血に悩むおしの。最後の復讐相手である実父に対面したおしのがとった行動とは。サスペンス仕立てで語られる、罪と罰の物語。

柳橋物語
価格:604円

気丈で働き者のおせんは、幼な馴染の庄吉と幸太の二人から求愛を受けた。上方へ修業に行く庄吉を選び、見送ったおせん。そんな折、江戸を襲った大火によって一切の身寄りをなくしたおせんは、根も葉もない噂で心身ともに追いつめられてゆく。やっと再会した庄吉からも幸太との不義を疑われ、婚約を破棄されてしまい―。表題作他『しじみ河岸』を加えた中編二作による名作集。

さぶ
価格:648円

小舟町の芳古堂に奉公する栄二とさぶ。才気煥発な栄二と少し鈍いがまっすぐに生きるさぶ。ある日、栄二は身に覚えのない盗みを咎められ、芳古堂から放逐されてしまう。自棄になった栄二は身を持ち崩し人足寄場へ送られるが―。生きることは苦しみか、希望か。市井にあり、人間の本質を見つめ続けた作家の代表作。

白石城死守
価格:583円

攻撃を受けた時は、すぐに援軍を送るゆえ使を送れ―主君伊達政宗から白石城の留守を任された浜田治部介と五十一騎。白石城は直後、上杉の猛攻を受けるが、治部介は援軍を頼まず籠城を決意する。その真意とは?表題作「白石城死守」のほか、名作「菊屋敷」など全六篇を収録。生の意義を端正な言葉で描く傑作。

日本婦道記 完全版 上
価格:702円

一九四二年、太平洋戦争の中に始められた連載「日本婦道記」。戦中・戦後の混乱期を通し、著者が描き続けた日本人の姿、生き方とは。裕福な武家の家に嫁ぐも、自らはつましい生活を送る女。その死によって明らかになる彼女の真意とは。傑作「松の花」や名作「不断草」など、連作三十一篇を網羅した完全版、初の文庫化。

日本婦道記 完全版 下
価格:702円

代表作にして、直木賞辞退作としても知られる『日本婦道記』。無骨者で知られる大三郎の許婚だと、でまかせを言ってしまったあきつ。だが大三郎の家では姑が喜び、あきつを迎える。戦地の良人との関係は…。名作「萱笠」のほか唯一の現代小説「竹槍」を含む、日本の美を結晶化させ紡ぎ出した小説の金字塔。

死處 戦国武士道物語
価格:604円

第二次世界大戦、戦時下の動乱に未発表のまま置かれていた小説「死處」。77年の時を経て日の目を見た本作を初収録。その他、伊達藩の武士と少女の姿を哀切とともに綴った名作「夏草戦記」。戦場での手柄を誇らず、黙々と戦う武士とその妻を描いた傑作「石ころ」など。戦国を舞台に日本人の死生観を描く全八編。

信長と家康 戦国物語
価格:648円

名もなき者の物語を生涯書き続けた山本周五郎。戦国の覇者、織田信長と徳川家康、その家臣たちの物語を通し、見える天下人の姿とは。信長に勧められた縁談を断った家臣の一途な生き様を描く名作「曾我平九郎」、武田の駿河侵攻に家康の先手組として砦を死守した男たちと悲恋を描く「御馬印拝借」など名作八編。

赤ひげ診療譚
価格:680円

幕府の御番医という栄達の道を歩むべく長崎遊学から戻った保本登は、小石川養生所の“赤ひげ”とよばれる医長新出去定に呼び出され、医員見習い勤務を命ぜられる。貧しく蒙昧な最下層の男女の中に埋もれる現実への幻滅から、登は尽く赤ひげに反抗するが、その一見乱暴な言動の底に脈打つ強靱な精神に次第に惹かれてゆく。傷ついた若き医生と師との魂のふれあいを描く快作。


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