三つ子の魂百までも本当でしょうか?
教育は、子供により多くの選択肢を与えることでは無く、子供が本来持っている可能性・選択肢を奪わないことではないでしょうか。
子供が生まれ2歳頃になると直ぐ気付くのですが、子供の性格、性質、向き不向きは、実は後天的な環境要因では無く、ほとんどは生まれついてのもの(遺伝的特質)であるということです。
しかし最新の研究で、これは先進国に限ったことであることが分かってきています。
貧困の世界、低所得者の世界では、その遺伝的特質以上に社会的影響(環境要因)の方がより幼児に与える影響が
大きいのです。
幼児が置かれている世界によって状況は異なるのですが、ほとんどの日本人が置かれている環境は、遺伝的特性の方が、その幼児の性質を決定付けているということです。
つまり、子供の本来持っている遺伝的特性、生まれ持っている特性をいかにに伸ばすかということが大事になります。
そのために重要なのは、子供に選択させるということです。
親はとかく子供に対し、こうあって欲しいと望みがちになりますよね。
例えば「この洋服より、この服の方が似合うよ」「ピアノをやってみたらどうかしら。バレーはどう?」というふうに自らの望む子供象を、子供に押し付けがちになります。
しかしその行為は、実は子供の選択する自由、本来持つ特性を奪っていくことになります。
重要なのは、その子が何を望むのか、求めているのかを自ら気づかせることです。
これが最も難しいのですが、あらゆる場面で子供に自ら選ばせることが大切ではないかと思うのです。
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