キスの起源
キスの起源は、2500年前に書かれた旧約聖書のアダムとイブに始まるとされています。そこには、何の説明もなくキスが描かれています。つまり、その当時から人々はすでにキスを行っていたのです。キスの起源は、大きくわけて3つの説に分けられます。
まずは、「尊信説」。これは、国王や僧侶など、当時の民衆が尊敬に値する人物に尊敬と信頼の意思表示の手段として、キスをはじめたという説です。
続いて「哺育説」。母親が我が子を、撫でさすり愛しむ感情が起源だという説です。
そして「遺伝説」。有史以前の世界で呪術的信仰や宗教儀礼として人肉を食するカニバリズムという慣習があったといわれ、それが潜在的に人間の遺伝子に受け継がれているとする説です。
この遺伝説に近いものとして、人間は感情が激すると本能的に噛み付きたくなる性質があることからキスが生まれた、とする「激情説」や、自分の所有物であるということを表明するために口をつけたり舐めたりする行為が起源だとする「所有説」というものも存在します。
その他にも、ユニークな説としては、人間の性欲を満足させるために行われるようになったという「性欲説」や、古代ローマ時代、夫が妻の浮気を確認するために、妻の口の中に舌を入れるという習慣があったため、この浮気調査の習慣がキスの起源ではないか、とする「嫉妬説」などがあります。
更には、イヌイットやネイティブ・アメリカンなどに見られるような、病人に口付けすることで病を吸い出そうとする医療行為を起源とした「医療説」も存在するのです。
一方、世界には、公の場でのキスを禁止されている国も少なくありません。 イスラム教徒が多い中東では人前のキスは厳格な法律で禁じられています。そのほかにも、儒教思想の根強く残る中国や、アフリカ諸国などでも、人前でのキスをはばかる民族的伝統が残っています。 by SmaSTATION
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